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Takeda (Japan) acopia.news@gmail.com
韓国は美容大国として有名であり、美容整形外科・皮膚科を目当てに訪れる韓国人も多くいます。そういった美容に携わる人たちが資格を得て職に就くため似通う学校として有名なのが、今回インタビューさせていただいた学生さんがいるキョンボク大学・美容医療学部です。キョンボク大学の特徴を実際に通っている学生の方の意見を交えて紹介していきます。
まず、キョンボク大学美容医療学部は京畿道南楊州にあり、ソウルからは地下鉄などで行くことができます。ソウルにある大学とは異なり、自然に囲まれた綺麗なキャンパスが特徴的です。
今回インタビューしたキョンボク大学在学生の前楓夏さんは、美容医療学部に通う1年生です。楓夏さんは韓国に来る前、日本でファッション系の仕事をしていましたが、日頃から利用する化粧品の成分などを調べ始めたことがきっかけで、ご自分の肌のことや皮膚について学びたい、という意欲が湧いたそうです。韓国の化粧品や皮膚科・美容整形外科は日本での韓流ブームの影響により有名だったので、韓国で皮膚について学ぶことを決めました。
韓国には美容医療について学べる学校がたくさんある中で、楓夏さんがこの大学を選んだ理由は、就職につながるような、大きく分けて4つの充実した教育制度が関係しています。
まず一つ目に、キョンボク大学美容医療学部を卒業する際に、自動的に皮膚管理士の美容国家資格をもらうことができます。日本にはこの資格はありませんが、韓国では美容関連の資格といえば皮膚管理士の美容国家資格が一番有名で、この資格を持っていると皮膚科など皮膚に関連する仕事への就職に有利です。資格を取得するについて伴う予備知識を学ぶ授業として、皮膚についてだけではなくネイルについて学ぶ授業もあるそうです。皮膚管理士の資格によってできる美容整形に関わる仕事は、主に皮膚科の病院コーディネーター、肌状態などの管理・カウンセリングになります。カウンセリングは美容整形を受ける際の手術方法の提案にも関わってきます。
美容整形の手術に立ち会う仕事などは、看護助手の資格を取る必要があります。この資格は皮膚管理士の資格とは異なり、卒業する際に自動的に取得することはできません。
二つ目に、授業の中で実習が占める割合が多いことが挙げられます。楓夏さんは現在1年生なので、まだ実習よりも座学の方が多いそうですが、学年が上がるにつれ実習が増えていくそうです。楓夏さんがこれまでに経験した実習の内容としては化粧品の成分を調べる授業、そしてテストの際にペアで機械を使って相手の肌の状態を調べるということを行ったそうです。そして、実習の際に使われるメディカル機器は実際に病院で使われている物です。構内には院内を模した教室もあるため、就職して働いたシミュレーションをしながら実習を行うこともできます。
三つ目に、就職強化キャンプという就職に特化したカリキュラムがあることです。キャンプと名前がついていますが、実際はインターンシップのようなもので、実習として1ヶ月間、自分が行きたい皮膚科か整形外科を選び、そこで研修のような形で働くというものです。3年生で必須で行わなければならないカリキュラムで、このキャンプの際に働いたところで就職する人が多いそうです。自分の働きたいところで1ヶ月間働くという経験は将来のビジョンを明確にし、その後の学校生活にも良い影響をもたらすでしょう。
最後に、奨学金制度がしっかりしていることです。外国人は、TOPIK5級を所持していれば、授業料の半分は学校側で負担してくれるそうです。また、外国人の中で一番上の成績だと、授業料を学校側が100%負担してくれるそうです。このほかにも奨学金制度があり、ここまで奨学金が充実している学校は滅多にないのではないでしょうか。海外留学をする際は奨学金があった方が安心、という方も多いと思うので、必見です。
韓国は美容大国としてとても有名なので、語学留学として韓国で韓国語を学ぶだけではなく、楓夏さんのように、美容について学びたいという方も多いでしょう。キョンボク大学美容医療学部は、外国人でも学びやすい制度がたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。
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