제10회 한일미래포럼 참가후기 (法政大学 廣野奈々子)

韓日未来フォーラムに参加して

 

 

私は約一年前に開催された第8回韓日未来フォーラムに参加した。大学で履修した「日韓問題」という授業でさまざまな日韓問題についての現実を知り、韓国人はこのような問題について実際にどのように考えているのか、日本人をどう思っているのか、これからどのような関係を築いていきたいと考えているのか、など韓国人の意見を直接聞きたいと思い、韓日未来フォーラムに参加した。第8回韓日未来フォーラムでは、通訳の方がいてくださったため、韓国の方と討論をすることができたが、勿論実際に話をすることは出来ず、討論以外の時間でも、スムーズにコミュニケーションをとることが出来ない状態であったため、どこかもどかしさを感じた。しかし、そこまで深く考えずに参加した韓日未来フォーラムで

あったが、実際に参加して見て、私の中ではとても意味のある貴重なものとなった。このフォーラムを通して、私は韓国社会の中で韓国文化に触れながら、韓国語を学びたいと思うようになり、韓国留学を決意した。また、フォーラムでは、韓国人の方の韓日問題に対する知識の多さ、積極性など、日本人にはない意識の高さを感じた。私は、有意義な討論をしたいという気持ちはあったものの、知識不足によって韓国人と同等の討論が出来ないなど不甲斐ないものになってしまった。この経験を通して私は、韓国留学中、韓国で行われる韓日未来フォーラムに参加して、韓国語で韓国人の方と意見を交わせるようになること、韓国人の方と同等に意見を交わせるよう韓国語や日韓問題について理解を深めることを一つの目標とした。 

実際、12月に行われた未来フォーラムでは、去年の全く韓国語が出来なかったフォーラムとは違い、韓国人の方と意見を交わせるようになり、以前と比べて親睦を深めることが出来たと感じた。私は今回のフォーラムでは、ハノイでベトナムの子供たちに日本の文化と韓国の文化を教えるグルームに参加したため、日韓問題について討論をするものではなかったものの、今回のフォーラムでもまた有意義な時間を過ごすことができたと感じている。ハノイのグループでは、実際にいつ頃、誰を対象に教えるのか詳細な内容が決まっていなかったため、最初は本当に予定を決めることが出来るのか不安であった。しかし、グループで具体的な日にち、対象を日本語、韓国語を話すことのできない小学生から中学生の子供たちと明確に設定をし、ベトナムでの日程を無事決めることが出来た。日本語、韓国語を話せない子供たちが対象であるため、言語が分からなくても楽しみながら文化を学べるものは何なのか、少しでも日本語、韓国語を知ってもらうためにはどのような方法で教えて行けばいいのか、また、最終的に日本、韓国の文化を理解してもらい、少しでも関心を持ってもらうためにはどうしたらいいのか、このような問題は考えていたよりも難しいものであった。実際に、ベトナムで行うために、簡単に持ち運びができるもの、または現地ですぐに調達できるもので行わなければならないなどの問題もあった。このようなことを考えながら、日本の文化の何を教えるべきなのか、そもそも日本の文化は何があるのか、私自身も改めて、日本の文化について考えるきっかけとなり、日本の文化について、よく理解していないことも分かった。実際に、ベトナムに行き日本の文化を教える時には、教える側がしっかりと理解していなければ、何も伝わらないため、日本の文化について、堂々と説明できるよう、勉強しなければならないと感じた。また、現在韓国に暮らしているが、韓国人メンバーが提案してくれた韓国の文化について、知らない面もあり、もっと韓国の文化についても理解しなければならないと感じた。また、韓国にいる今だからこそ、韓国文化により深く接することが出来るため、残り少ない韓国留学ではあるが、理解を深めていきたいと感じた。

 

また、私が実際に参加したわけではないが、他のグループで「日韓領土問題」について発表したチームがいた。そのチームの発表の中で、私の個人的な意見として、日韓領土問題の一つである竹島・独島があげられるが、この問題に対して勿論日韓の政府は重要な領土である一方で、我々一国民としては、それほどまでに関心はないように感じた。それは、実際に竹島・独島が日本の領土であると認められないとしても、我々にはそこまで大きな悪影響がなく、身近な問題として考えることが出来ないためではないだろうか。このように感じ、私は政府ではなく、韓国人としては、竹島・独島問題についてどのように感じているのか気になったため質問をした。答えてくださった韓国人の方は、韓国では以前に植民地支配されていたことがあったために、このような領土問題に対して日本人に比べて関心があるのだと述べた。また、実際に起こり得ることはないであろうが、植民地支配というのは、最初は小さい領土から支配し始め、徐々に支配を広げていくため、独島という小さい領土であったとしても、そこから韓国全体の支配に繋がりかねないためだという。この意見を聞き、今までに植民地支配をされてきたこのない日本人にはない視点であると感じた。共通の問題だとしても、今まで歩んできた歴史が違うと、考える視点ももちろん変わってくるのだと知った。また、日本人に比べて、韓国人のほうが日韓問題に関心が多いのもこのためでもあると感じた。私たには日韓の共通する問題に対して、お互いの主張を理解しようとしたり、解決策を考えるとき、全く両立だという立場で考えることは出来ないだろう。今まで育ってきた環境がちがければ、受けてきた教育も違う。そのような私たちは、どうしても自分のフィールドから物事を見てしまうためだ。しかし、韓日未来フォーラムのような、日本人、韓国人が一つに集まって、討論することで、今まで自身が考えてきたことがすべてなのではなく、また新たな視点を知り、視野を広げることに繋がるのだと感じた。日韓問題は簡単な問題ではないが、問題解決の一歩として、まず相手への理解が必要である。相手を理解するためには、視野を広げることが必要であり、韓日未来フォーラムは、私たちの視野を広げてくれる貴重な機会であると感じた。私は、韓国に生活しながら、韓国人の方に日韓問題についてお話を伺いたいと思っても、実際にはデリケートな問題であるが故に、簡単に聞くことは出来ない。よって、この韓日未来フォーラムのようにお互いに意見を主張できる場というのは貴重である。また、国として、個人として意見が分かれてしまう私たちが、お互いの未来のために、日韓問題解決のために、意見を交わし、一つの発表をするということは簡単なことではないが、このようなことが私たちが生きていく日韓の関係に良い影響を与えていくのではないだろうか。ぜひ次回の日韓未来フォーラムにも参加し、今回以上に有意義なフォーラムになるよう努力していきたい。


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