◆ゼノフォビアはなぜ発露するのか。

   ゼノフォビアは平時は人々の意識の中に潜んでいるが、外国人の存在が脅威として感じられた時に表に出て来る。それではゼノフォビアが発露されて動き出すのはいつなのか。良く言われれる「ゼノフォビアは経済的貧困から来る怒りの表明」という言説は根拠がないと打倒しても何度もよみがえる議論という意味で「ゾンビ理論」と形容されている。排外的ナショナリズムの台頭は打ち捨てられた人々の怒りや苦しみの発露によるものではない。むしろ多様な階層を含む文化的意識の問題である。人は経済的利害ではなく非経済的信念によって政治的・社会的行動をとっている。2000年以降日本と韓国で発露されたゼノフォビア現象を取り上げて比較してみよう。両国で発露された外国人嫌いとしては、日本のヘイトスピーチ、韓国の朝鮮族問題がある。

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◆ゼノフォビアは多文化共生の素顔である

   この本は2006年から2021年まで日本と韓国で外国人が移住して「多文化社会」が作られた過程を考察して、両国のゼノフォビアを診断して、未来を設計することを目的としている。

 ゼノフォビア(Xenophobia)とは「外国人嫌い」である。外国人恐怖症とも訳される。外国人や異民族と見られている人や集団を嫌悪、排斥あるいは憎悪する気質を指す。2006年日本で登場した新造語の「多文化共生」はその後、日本社会のゼノフォビアが拡張されることを防ぐためのスローガンとなって、仕掛けにもなっている。異国人に対する警戒と恐怖は外敵から身を守るための本能であり、人類を含む生物界に普遍する現象である。ただし、その異国人を自らの必要によって受け入れたならば、異国人と仲良くして共存共生した方が良い。ゼノフォビアはジェラシーのように本性の1つとして理解しても良い。ジェラシーが愛の一断面であるようにゼノフォビアは多文化共生の一断面である。ゼノフォビアが無ければ多文化共生も要らない。ジェラシーが真の愛と共存しているように、ゼノフォビアは多文化共生と共存している。 

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Differences between Danish and Korean working culture

 

Kira Hermansen(Denmark)

Korea and Denmark have always had a good relationship with each other. Back in the Korean war Denmark helped Korea with a hospital ship called “Jutlandia”. In 1959 diplomatic ties were established between the two countries and in 2011, South Korea and Denmark entered into a green strategic partership, deepening their partnership to involving climate and environment. Since then, the partnership has strengthened the political, commercial, cultural and scientific cooperation between South Korea and Denmark. Even though these two countries have partnered up, they’re still very different in their working environment in many aspects. 

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